on my own

話し相手は自分だよ

たほのい対談Vol.1 『オタクとスクールカースト ~あたしは風見の熱帯魚~』

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ごあいさつ


のい: どうも~! こんにちは~! 同人女ののいです。今日は夢女・たほさんをお相手に、オタク女の悲喜こもごも、いろいろしゃべっちゃいたいと思いま~す!

たほ: は~ぁ…やれやれ。まーたこのおばさん変なこと始めてるよ。ま、しょうがないから付き合ってあげますかっと。(CV.皆川純子)

のい: もぉ~、たほくんったらつれないなぁ。私、たほくんがこの対談楽しみにしてたの、知ってるんだからねっ!

たほ: そのくせに、のいさん俺と○○先輩を部室であんなことさせて……俺、そんな趣味ないんですから!

のい: グヘヘ……(自分で書いたSSを読み返してニヤニヤしている←)

たほ: (深いため息)重症だな。ま、読んでくれたみなさん、ありがとうございました!こんなおばさんですけど、まあ俺への愛情は人一倍あるということで(笑)許してやってくださいね!

のい: ……軽やかだなあ!! キーボードを打つ手が!! 現役か?

たほ: ということで、今のは「同人誌のあとがきで受けキャラと対談しちゃうおばさんのモノマネ」をお送りしました。血沸き肉躍る熱演だったね。

のい: いきなりパンチがすごいし、今もう私たちがそのパンチでボコボコにされた感あるよね。


この対談に至った経緯

たほ: 以前ふたりで同人イベントにサークル参加をした際に作った無配を対談形式にしました。イメージはユリイカのパロディということで。それが思いのほか面白く仕上がったので、またブログという形でもやってみようかということになったのがきっかけです。

のい: 女オタクが語るって言うコンテンツ、けっこう需要があると思うんだよね。『劇団雌猫』さんとか何冊か本も出してるし。まあ、私は劇団雌猫の四人のうち、三人から何故かブロックされてんだけどね。

たほ: なにそれウケる(笑)

「これまでの推し年表」を見て


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のいの推し年表

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たほの推し年表 表

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たほの推し年表 裏

のい: 今回は令和も始まったことだし、お互いの平成オタク遍歴をプレイバックしてみようと思うんですけど。

たほ: 手元には各々「これまでの推し年表」を書き出したものを用意しました。これに沿っての雑談ということで……とりあえず私がのいさんのをざっと拝見した感想は、「似たような顔のキャラばっかりじゃん」かな。

のい: ハア~~~??!! 全然違うんですけど~~~!?!?? まあ基本等身が低くて、対象年齢も低いことは認める。心に小5男子飼ってるからいつまでもホビアニが好きなんだよなあ。私はたほさんが通ってきた作品あんまりよく知らないのが多いけど、どこか幸薄そうな人が多いよね。目を離すと死にそう。

たほ: でもそれがみんな死なないんですよね(日向ネジ以外)。綺麗な顔して強靭な生命を抱えているっていうギャップが「頼りがいあるわあ。素敵だわあ。」って昔から憧れてたんですよねえ。イノセントさはあんまり必要なかった。現実で頼りになりそうな人ばっかり。

のい: 待って待って、たほさんの推しって、ガチ恋というか、「付き合いたい」って意味の推しなの?

たほ: 当然そうだと思っていたんだけど。だからのいさんの表に女の子の名前があってびっくりしちゃった。昔から女キャラに注目する習慣なんて一切無かったから。

のい: ぶれないな!! 私は本当にヒナタちゃんのモンペで。ナルトと結婚して子供までできたって聞いた日には数日寝込んだくらい。私、キバヒナ推しだったんだけど、このまえ友達が「結局ナルトもヒナタも機能不全家庭に育ったから家庭に対する感覚が狂ってる同士ある意味お似合いだ。サクラとサスケは何だかんだ温かで健全な家庭に育ってるしそっちはそっちでお似合い」って言ってて、そこでちょっと腑に落ちて認めてやってもいいかなという気持ちになったけど飲み込めたかと言われると微妙。……ってメチャメチャ話がズレてるけど、私は「この子から目が離せない」という意味で「推し」って言ってたし、推しと必ずしも付き合う必要はないな。

たほ: キバヒナってまたニッチな路線をつついちゃって、早くものいさんのカプ観の萌芽を感じるなあ。「この子から目が離せない」ってなんだろう。「私がこの子の助けになりたい!」っていうアプローチなのかな。私の場合は、むしろ「こんな人が隣にいたら心強いだろうなあ」と思うことがあったんだけど。

のい: もうすごい夢女の素質あるじゃん。「隣にいたら」と思うことは無い。私も一応小6の頃、「ハリー・ポッター」の双子の両方から愛される夢小説とか書いてたけど、すぐにやめちゃって、その辺からBLにシフトしていった。腐女子界隈で散々言い尽くされた言葉だけど、「壁になりたい」って思いなんだよね。壁になって、ずっとその推しを見ていたい。

たほ: なるほど。もう言葉そのままに「目が離せない」なんだね。自らが壁になるためには、BLというファクターが必要だったと。

「風見の熱帯魚」


のい: というより、夢というアプローチが必要がなかったということであって。推しがいる世界に私が関与する必要がなかった。ただ、「夢女は恋愛脳」という言葉では片づけたくなくて。私自身も、夢女的な消費をすることはままある。例えば私の十八番「風見の熱帯魚」

たほ: 出た、聞いてください。「風見の熱帯魚」。

のい: 「風見の熱帯魚」というのは、私は風見さんが飼ってるちょっと高級な熱帯魚でね、あるとき風見さんが仕事がすごい忙しくてしばらく家に帰れなくて、もうスーツもよれよれで無精ひげ生やしまくってボロボロになって一週間ぶりくらいに帰宅すると、私が腹を見せてプカプカ浮いて死んでるわけですよ。そしたら風見さんはカバンをボトッと取り落として、無言でたった一筋の涙を流すの。次の日の昼休み、降谷さんが「風見、あの店の海鮮丼ランチ食べに行こう」って誘うんだけど、風見さんは数秒黙ったあと、「降谷さん、あの、しばらく魚はちょっと……」って言う。まあ、一週間くらいで吹っ切れて海鮮丼ランチ食べに行くんだけどね。そういう話です。

たほ: でもそれは分かるし、私もしっかり萌えられる。私の場合は、夢女ではあるけれど、本当の私を相手取って妄想しているわけではないから。「並行世界の私」くらいでとどめている。例えば手嶋純太くんと付き合っている私は、そろばん教室で知り合った幼馴染っていう設定なんだけど、もはや私ではなく「夢主人公」ってやつなのよね。だからたとえ熱帯魚であってもそれは根底は同じなのかなとは思った。当時の実際の私は地方在住のニキビに悩む女子学生ですよ。何故かそのへんはわきまえてた。

のい: といったってスクールカーストトップオブザワールドじゃないですかあなた! 何が「わきまえてる」だよ! 下には下がいるんだよ!

たほ: そんなに怒らなくても! どのカーストに所属していても、見えている異性は彼ら(推し)には遠く及ばない人材ばっかりに見えてたよ。何せオタクは幼少期から素晴らしいキャラクターたちと出会っているから、その辺の目は無駄に肥えちゃっているんだよね。成績の悪いオタクが現代文だけいい点数とれるのと同じ原理。オタクは作者の気持ちを読み取る才能を培ってしまった。

のい: それはあるよね。フィクション世界と比べると現実がクソすぎる。まあ、私は中学のころ男子には上履きをドブに捨てられ、女子には机をポスカの落書きだらけにされ、実際に散々だったわけだけど。

たほ: 何それひどいね。何したらそうされんの

のい: 今のね、たほさんの言葉で沸き起こった感情、言葉になんないよ。ミュージカルだったら私のナンバー始まってたよ。

たほ: 『ボトム・オブ・スクールカースト』。

のい: 「♪毎日~消したわ~机の落書き、タワシで……」。

たほ: ごめんごめん、あまりにも壮絶だったから。しかも今こうして話していても全くそういう過去を思わせないし。もしのいちゃんと同じ学校に通っていたら、普通に一緒にお弁当食べてた仲だったと思うし、マンガの貸し借りとかしてたと思うよ。

のい: 私はたほさんみたいな子に一切近づかなかったと思うよ。こえーもん。眉を整えてる女子は全員怖かったわ、あの頃。

たほ: そう言われてしまうとどうしようもないんだけど。だけど今、こうやって恥ずかしいところを見せあっているのだから不思議なものですよ。オタクはスクールカーストを飛び越える。

のい: 本当ね。「服の趣味がバラバラの女の集いがあったら腐女子」って言いえて妙だよね。社会階層をブッ飛ばすパワーを秘めてる。オタクだからできた知り合いって大勢いるし、そういう意味ではオタク趣味は私の人生の宝と言えるかもしれない。しばしば恥部だけど。

オタク趣味はコスパ最高!リピ決定!


たほ: 女の子同士のコミュニティらしく、おしゃれなカフェで女子会したりお勧めの化粧品の情報を共有しあったりする時間も楽しいけれど、それと同時並行で、脳内には常にアナザーワールドがあって、そこの空想の世界で楽しむ時間も存在している。たとえ他人から見ればしょうもない夢小説だとしてもね。丸井ブン太くんが「俺もさんざん回り道しちまったけど、やっぱりお前じゃないと無理って……」って顔を赤らめしどろもどろしながら私に語る日が来ることを考えるだけで顔がほころぶ。無料でこんな贅沢な娯楽はないと思います。

のい: 脳に回すカロリーだけでこの楽しさはコスパ半端ないよね。逆にオタクで嫌な思いをしたことって………………ないな、無いわ。「唐揚げが好きで嫌な思いをしたこと」がないのと同じで、オタクであることで嫌な思いをしたことってない。

たほ: 私も特に無いかな。大学進学に伴って実家を出たときに、一部置き去りにしてしまった同人誌を母親に見つかって「あんたがこんなエロ漫画読んでるなんて知らなかった。とてもショックです。」って言われて心がちょっと痛んだくらい。それ以外に白い目で見られる体験も特に無かったなー。

のい: 私がいじめられてたのも、私がオタクだったからではなかったし。あれ、なんでいじめられてたんだろう? やっぱり腕毛を剃ってなかったのがいけなかったと思う?

たほ: ゲジマユだったこととか? いやー、でも普通に「好きだからついいじめちゃう」みたいな話もあるじゃない。

のい: 私、クラスの男子ほぼ全員からいじめられてたんだけど、それ全員私が好きだったってこと? 逆ハートリップ夢じゃん!!

たほ: そう考えておけばいいってときもあるんじゃないのかな。想像力が豊かなオタクの特権として!

のい: 当て馬女子に体育館裏に呼び出されちゃうよ~。

たほ: 「あー、見ちまったよ、めんどくせえな…… お前ら! あんまりそいつをいじめるなよ。じゃねえと俺がのいの親父にどやされるじゃねえか。……(当て馬女子一行が走って逃げる足音)はぁ。おい、(手を差し伸べて)怪我ねえか。帰るぞ。俺のおふくろがお前んとこに渡したいもんがあるんだってさ。ちょっと寄ってけよ。」(CV.中村悠一)

のい: 絶対家が裏手か隣同士にあるやつ~~~~!!!!!!!


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