on my own

話し相手は自分だよ

同人サークル『それわた』について

▼『それわた』とは?「たほ」と「のい」の二人が楽しく遊ぶサークルです。最近、Youtube 配信を始めました。ぜひこちらよりチャンネル登録してください。 ▼次回の活動予定 2023年5月開催予定の文学フリマに出たいな~と思っています。 『このミステリーが(…

この世界のどっかで生きてる恋愛が無理なあなたへの手紙

Netflixで配信中の映画『そばかす』を見たら怒りで気が変になりそうになって感想を書こうと思ったんだけど思うままに書いたらただの悪口にしかならなさそうだったので代わりにエッセイを書きました。『そばかす』のネタバレが一カ所だけあります。もしかした…

1/14 文学フリマ京都に出ます

直前のお知らせで申し訳ないですお久しぶりです!京都の文フリに出ます!「それわた」新刊もあるからきてね〜!

5/21 東京文フリ参加します

直前のお知らせになってしまってすみません。 東京文フリ、W-27です。 たほちゃんといろいろおしゃべりした対談集を50円で頒布します。既刊もあります。 イベント後に期間限定の自家通販も予定しています。 みんな遊びにきてね〜。

同人女のスピーチ a.k.a. 11/27 コミティア参加のお知らせ

●11月27日(日) 東京ビッグサイトにて行われるCOMITA142に「Sorewata」として参加します。スペース番号はG30aです。「Sorewata」についてはこちら。 ●新刊「それがわたしにとって何だというのでしょう? vol.2」(たほさんとの合同本)に掲載予定のショートエ…

『死ね』って言っちゃいけません? ──『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』最終話に寄せて

野次馬根性がDNAレベルで染みついているのか、バズっているツイートやブログは見に行かずにはいられない。 先日、こんなエピソードがバズっていた。幼稚園に通う娘さんが、お友達に影響されて「死ね」という言葉を使うようになり、ある朝、とうとう母親に向…

同人女の結婚

あれは秋の日のことだった、と私は想起する。程なくして、いや夏だったかな、と、脳の別の部位で疑い出す。どちらにしても、私たちが出会ったのはビッグサイトの東ホールだった、西ではなく。あの頃、私たちはモスキート音を煩く感じる程度には幼く、オフセ…

観劇オタクが少女☆歌劇レヴュースタァライトを観た感想

この私が話しかけてるってのに上司がキーボードカタカタしたまま顔を上げず応対するのにムカついたので仕事サボって海の見えるホテルのラウンジに来てPC広げていかにも仕事してますみたいな顔しながらこの文章を書いています。のいです。ミュージカル歌舞伎…

【それわた#2】抱擁するシスターフッド

初めに この文章は、私・noiと愛すべき友人たほさんが3時間ほどツイキャスで楽しくおしゃべりした内容を読み物として楽しめるよう書き起こし・編集したものです。突然、日本の貧困の話から始まります。 Deep Love ~ノイの物語~ のい: 本当に私、おんなじ…

就活自殺をしようとした話

大学院に通っていた頃の話。同じ研究科の親しい友人がスピーチコンテストに出場することになった。彼女は優秀な留学生で、コンテストは日本語を学んでいる留学生を対象としたものだった。「変な日本語があったら直してくれる?」と言う彼女からスピーチ原稿…

背徳を食べよう!お一人様・博多風もつ鍋

私は一人っ子だ。 つまり、バースデーケーキの苺は全部私のものだった。 そんな私でも、人と食事をするときは、特に料理がドカッと大皿で出てくる飲み会などでは、みんなにきちんと料理が行き渡るように気を配らなければならないことは理解している。 正直ク…

私はまた眠り、目を逸らし、黙るべきなのか ──ハエのたかるタコスを食べて決意したこと

メキシコを旅して分かったのは、「基本、この国の食べ物にはハエがたかっている」ということだ。裏路地の大衆食堂でも、今ふうの小洒落たオープンカフェでも、旅行者向けのお高いレストランでさえ、ハエとのエンカウントは不可避だった。私は最初こそハエを…

つづ井さんは寝た子を起こしてしまったかもしれない ──地獄は地獄のままでありつづけるという話

【9/15追記しました】はじめに言いたいことは、つづ井さんのメッセージは、彼女のファン層と影響力を鑑みても、おそろしく真っ当で、健やかで、まさしくこの時代にそぐうものだということだ。つづ井さんのような、感性のやわらかさと絶妙なバランス感覚を併…

ポリコレ暴走機関車の見た『プロメア』

『プロメア』を観た。具合が悪くなった。観終わってからも胃のあたりの不快感が消えず、鍵アカウントでぶちぶち小言をこぼしていたところ、フォロワーがこちらのツイートを共有してくれた。プロメア観てきたんですけど、中島かずきさんが「『差別を受ける者…

オンデマンド・レビュー『ドリフェス!』

10代の頃にNetflixとかApple Musicとか便利なサブスクサービスがあればよかったのにな、わざわざ在庫のある遠くのTSUTAYAに行かなくて済んだのに、とよく思いかけますが、10代の頃にそんな片手でアニメや映画が見放題のサービスがあったら10000%受験に失敗…

オンデマンド・レビュー『さらざんまい』

ところで、「おすすめ」されるのが苦手です。「おすすめ」されるということは、「おすすめ」してくれている人はその作品が好きで、きっと私も好きになってくれると思うから薦めてくれているわけで、何だか「うっ・・・・・」と身構えてしまいます。そのキラ…

高校をやめて図書館に通っていた頃の話 ――トロブリアンド諸島の夢

春が来るたびに思い出すのは、一冊の本のことだ。 それはうちの近所の図書館の、薄汚れて擦り切れた古い蔵書の一冊で、私はそれが何階のフロアのどのあたりにあったかまで鮮明に思い返せる。 いつまでも胸に残る金言が記されていたわけでもない。目を見張る…

パッドマンと「正しさ」について

下校中の女の子たち。2014年ニューデリーにて 就活の面接でよく聞かれるとされる質問に「あなたの尊敬する人」というのがある。私はついぞ聞かれなかったが、もしこの質問をされたら、「インドで生理用ナプキンを作ったおじさん」と答えようと固く心に決めて…

南の島で泳ぐためにピル外来に行ってきた

▼はじめに この文章は、私個人の「月経不順やPMSの改善のために低用量ピルを服用する」という選択と、それにまつわる体験を記録として残したものです。 私と違う選択をした人を、否定したり、考えを改めさせたりする意図で書かれたものではありません。 この…

6月28日の日記

この間、パスケースを落とした。パスケースの中には定期の他に職場のセキュリティカードが入っていて、私はそのために筆舌に尽くしがたい思いを味わった。財布も携帯も鍵も一度も落としたことなんかなかったのに、あの一瞬のせいで私の人生は、職場のセキュ…

6月24日の日記

唐突に静かな気持ちになる、たとえば今日のように昼寝しすぎた日の夜更けなどに。静かな気持ちになったついでにボロボロのふやけたノートを引っ張り出してきて、小さな文字で細々と綴られた当時の心境を読み耽ったりする。しんしんと。そして若いなぁとか思…

5月17日の日記

母親という存在について、私はここ数年、意図的に思考停止をしてきたように思う。生活の中でさまざまな選択をしていくにあたり、私は母親の存在を考慮に入れることをしなくなった。疎遠になったわけでも、ましてや絶縁しているわけでもなく、昨年新しく柴犬…

5月11日の日記

整体に行ってきた。整体というところは恐ろしいところで、一度行き始めるともう整体に行かない人生には戻れなくなってしまう。いわば中毒だ。だから人類には、一生整体に行かないか、それとも一生整体に行き続けるかの二択しか用意されていない。私はもうこ…

5月3日の日記

きのう、ブログをアップした直後に銭湯に行った。ひとまとまりの文章を書き終えてWWW(クソワロタではなくワールドワイドウェブ)にアップロードした後というのはいつも不思議な爽快感がある。うまく言葉にできないが、あえて言うなら「やってやったぜ!」と…

5月2日の日記

どうして現代人は「日記」などという極めて個人的で恥ずかしい文章を世界中に向けて公開しようなどと発想するのだろう。 アドレスに入っている「www」とはクソワロタじゃなくてワールドワイドウェブの頭文字で、つまり世界規模のクモの巣を意味するわけで、…

『ラ・ラ・ランド』に住む、夢みるわれら

突然だが、ミッキーマウスの中には人間が入っている。 このブログを偶然開いてしまった人の中に、もしこの驚愕の事実をご存知ない方がいたのなら、本当に申し訳ない。心からお詫び申し上げたい。誰に言われるでもなく、禁忌だとはわかっていた。それでも言わ…

『背すじをピン!と』最終回に寄せて ──What Makes Us Beautiful

背すじをピン!と?鹿高競技ダンス部へようこそ?【期間限定無料】 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者: 横田卓馬出版社/メーカー: 集英社発売日: 2017/02/03メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る↑↑↑Kindle版1・2巻が2/16まで無料で読めるよ!!!↑↑↑…

女友達の新しい彼氏との馴れ初めを聞きに行ったら死ぬほど文学だったから文学書きました

こちらの文章は同人誌『それが私にとってなんだというのでしょう? Vol.1』に収録されています。 今後のイベント参加予定は↓をチェック! 525600.hatenablog.jp

『会いに行ける観劇オタク』にならないために ──私がツイートを全消しした理由

結論から言うと、Twitterに何でもかんでも書くのはよくないし、ツイートは定期的に全消しするべきだし、Facebookのプライバシー設定もガチガチにキメとくべきだし、インターネットはとっても怖いところなのでみんな気を付けたほうが良いです。順を追ってお話…

【必見!】魔法のように英語を話せるようになりたくなくなる4つの秘密

「英語が話せるようになりたいなあ……」 学校や会社で英語力が必要とされる現代日本社会。 自分にもっと英語力があったらと、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。 そして、そんなふうに思うことさえ、最近なんだか面倒くさくなってきていませんか? こ…